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HSPって何??
みなさん、HSPという言葉をご存知ですか?
最近、メディアでも度々紹介されるこの言葉。
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の頭文字を取った言葉で、アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念です。
神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人のことで、全人口の約20%、約5人に1人はHSPと考えられています。また、HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質であるとわかっているそうです。
日本では「繊細さん」とも言われていますよね。
私もHSPかもしれない
専門家に聞いたわけではないのですが、「HSP」という概念を初めて知ったとき「私はこれに当てはまるかも?」と思いました。
インターネットでできる簡単な診断も、大抵当てはまります。
特に当てはまるなと感じるのは以下の部分。
- 物音に敏感で、必要以上にびっくりしてしまう
- 暴力的・残虐なシーンが見れない
- 子供の頃から、大人に繊細さを指摘されている
- 人の気持ちが手に取るようにわかる
自分にとっては当てはまるのが当然ですが、「そうじゃない人もいる」とわかったことは、大袈裟ではありますが、自分にとってターニングポイントでした。
とはいえ、HSPは心理学的な概念なので、医学的な診断はないそうです。
なので、専門家にあなたはHSPだよ!と言われたとしても、職場等で「私はHSPなんで、配慮ヨロシク!!」と堂々とは言えません。
ただ、あくまでも自己診断な上、HSPを誇りに思っているわけでもないのですが、明らかに平均以上に繊細な自分が世の中を生き抜くためには処世術が必要です。
約30年の試行錯誤の結果気づいた、HSPが現代社会で潰れず生きる工夫を紹介します。
自分なりの処世術
夜になるとグッタリしてしまうのもHSPの特徴ですが、何もできないからといって、本当にダラダラしていると、永遠とネガティブなことを考えてしまいます。
なので、ネガティブ思考を停止させるために、観たくなくてもドラマや映画を観るようにしています。
それだけで、疲れ切った脳が休まり、気が楽になります。
正直なところ、私はドラマや映画が大好きなタイプではないのですが、メンタル保持のため、暇なときは観るように心がけています。

洞察力が高いHSPの私にとって、初対面での印象は99%的中します。
私もつい最近まで「最初の印象がよくなくても、中身を知れば好きになるかも知れない」と思うようにしていましたが、実際にはそんなことほとんどなく、時間が経っても第一印象はほぼ覆りませんでした。
(話す前に変な噂を聞いて警戒していたら、実はいい人だった!ということはありましたが)
なので、無理に近づいて大嫌いになってしまう前に、ちょっと苦手だけど普通に接することができる人として、長く接することにしました。
ちなみに、私の場合、20歳くらいまでは的中率も70%くらいだったので、あまりに若くして、第一印象だけで決めるつけるのは勿体ないかもしれません!!
私はかなりの地獄耳です。
聞きたくないのに、周囲の話し声を拾ってしまいます。
プライベートではイヤホンをすればいいのですが、職場ではなかなかできません。
なので、近くで聞きたくない噂話や悪口が聞こえてきたら、トイレに行くなどして、お喋りがひと段落するまで少し時間を置くようにしました。
また、周囲のタバコの匂いや汗の匂いなど、気になる匂いを感じたときに紛らわせるため、アロマオイルを持ち歩いて、マスクに少し垂らしています♪
何かしていないと、ソワソワしてしまうHSPは、習い事をするのがオススメです。
私も、料理教室やフラワーアレンジメント教室など、色々な習い事を試しました。
中でも、オンライン英会話は、コロナ禍でも安心して使えるサービスかつ、ほぼ100%会うことがない外国人の先生とお喋りできて、気分転換にオススメですよ♡

最後に。WITHコロナはHSPの味方かも
コロナウイルスは憎いけど、WITHコロナの生活様式はHSPにとって有難いことが多いです。
- 飲み会がない
→行きたくない飲み会に行かなくていい、誘われていない飲み会で何言われてるか悩まなくていい - もし遊びに誘われても、コロナを理由に断りやすい
- 淀んだ空気が嫌いなので、常時喚起してもらえて嬉しい
- マスクをするので、匂いを感じにくい
HSPではなくても、「新しい生活様式」を有り難く思う方は多いかもしれませんね。笑
HSPにとって過ごしやすい環境が続いている間に、自分のライフスタイルを見つめ直し、どうすれば楽に生きることができるのかを考え直すのがおすすめです。
この記事が、同じ悩みを持つ方に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。